牧島や、ああ牧島や、牧島や

 

好きな子はだいたいお辞儀の綺麗な子、

 

 

 

 

エーステで気になってた牧島輝くんが出演ということで、「八王子ゾンビーズ」ライビュを観に行ってきました。以下覚え書き(ネタバレ含むかも)

 

 

www.hachioji-zombies.com

 

 

 愛夢幸の主催だし踊るんだろうという憶測と、TBSの敷地で鈴木おさむ氏が悪ふざけしてるなんて噂だけを耳にして、まあ前情報というものもなくチケットを発券した。申請しなければ貰えない日曜日のお休み。偶然にも私のシフト表が空欄になっていたことと、気付いた時にはライビュチケ販売最終日だったので、「推しとの出会いはタイミング」を座右の銘とする身、休憩時間でローソンに駆け込んでいた。

 

『JEM CLUB』くらいの軽い気持ち(最上級の誉め言葉)で観られたらいいと思ってて、結果的に深読み力が足りない私はまんまとシナリオ通りに泣く観客になってしまった。この後「この脚本で涙流したら負けだったんだな」とまで考えてしまった。ごめんな。

観劇後だから他人の感想をそれはそれとして受け入れられるんだけど、確かに後から不快感を掘り起こされたものは「ブスいじり」だった。いまの日本て遅れてるよなぁ、くらいの意識の持ち様で、他人がもう少し女の生きやすい世の中に変えてくれたらなぁと。本気で闘ってる人たちに怒られそうな喪女まもなく24周年。オジさんが書いた脚本の中でああもいじられて笑ってる海(マリン)を見たら、中年男性のなかでの女の「役割」ってホントにテンプレゴリゴリなんだなって呆れてしまった。

 

悪ふざけの方は鈍感な私でもよくわかりました。逆にあれがよく通ったよねっていうのと、それなりに好きだった役者さんがそれに乗っかるような形で舞台に立っているのは正直厳しいし、この脚本家に本命だけは人質に取られませんようにと、希望寺に秒でお百度参り。好感度上がらねえよな…。

 

そしてこれが今日一番の悔しいポイントなんだけど、本筋にある市長と息子の関係性、突貫工事の違和感にも引っかからず普通に泣かされてしまった。ここで闇金ドッグス舞台挨拶の帰りに「おがぁざんだいちゅきだか゛ら゛ぁ゛~~~~」と新宿て泣き喚き同担お姉さんに保護されていたのを思い出してセリフがあんまり頭に入ってこなかった、おたく残念すぎるでしょ

血の繋がりなんて今どき絶対ではないし、親も子もお互いを選べないことは頭では理解してる私と思ってたけど、ゾンビーズを通り越して「恨んでない」と言える鈴の音と、尊く照明に当てられた母親の涙に誘発されてたんじゃ、私の感性もまだまだ安いんだなって斜め下のネガに陥ってしまった。

この後キミスイ観てたTLのオタクたちも「命がなくなるときは一瞬」て言ってたけど、常日頃から隣人を心底大事にできる人なんていないよね。ちょっとよくわかんないか。

 

あと応援上映中は役名なら発声OKと聞いてたのに、ライビュ音声に拾われなかっただけなのかタンバリンのシャンシャンシャン…しか聞こえてこなかったのはま~~~あ上手くコールさせる気がない演出だったよねとは思った。環境とはいえお披露目の翌日にはコールも振りもバッチリなドルステの民って改めて何

 

と言いつつも私はエンターテイメントとして脳に刻むことを決めたので、ちょっといいなと思った子を軽率に覗き見て楽しかった思い出として書きます。

 

 

 

 

 

 

 

まきしまむよい子~~~~~!!!!!!!!良い子すぎて産んだ。第2子、驚くほどの安産。ドライブスルー出産。

ちなみに第1子は産んでないけどミスターバブ・赤澤遼太郎

 

本当に、聞いて、気になった子の次の現場にちょっと様子見で入ってみるじゃん。いつもカテコのお辞儀が綺麗で丁寧に丁寧に、簡単には頭を上げないような子ばっかりなんだよね。頭に漬物石はいってんのかな~。かわいいな。産む産む言ってるオタクあ~~~はいはい安産だね元気な男の子ですよ~~という気持ちでごめんねスルーしてたんだけど、産まれてたもんは仕方ないよね。気が付いたら路上でスポーーンだもんね。

牧島くんが海堂役だったことはたしか当時から知ってて、ちょうどその代を観てなかったことが本当に悔やまれるんだけど、だって最初はお顔が好みじゃなかったんだよ。推し(真澄)役が決まったときも最後まで「そっかそっかふーん」スタンスで推せるかどうかグズグズ気にしてたのに、蓋開けてみればめちゃめちゃ推しに肉体与えてた。監督を見つめる眼球を推しに与えてくれてありがとうって感じだった。真珠のような汗、花開く瞬間に浴びたい目に入れたいオブザイヤー

友人がフォロワーに「赤ちゃんのような笑顔がかわいいので」とオススメされてた貴方の推しに私もちょっと一筆したためさせていただきたい。ただいつからか手紙を書くのも億劫になってしまったので、次にチケ取るときもきっと軽率だからその流れでとは思った。

 

いくみんの時もそうなんだけど、テニミュ出身の俳優さんてもう私の歳で推しちゃいけないのかななんて予防線張るように意識してて。私でさえまだまだ小娘なのにそれより若い子どうやって詰んでるんだろ。形から入るなら私もピューロいってネームプレート作ってくるけど。

誰かが言ったように実家:東京って紛れもなく『才能』なんですよね。地方住だから行けませんて理由じゃなくて言い訳だと心の奥底の方では思ってたけど、大人になるにつれ物理的な距離ってちゃんと目に見えてくる。話は逸れますけど闇金ドッグスは浪費オタクの傷も抉ってくるので一度履修してください。

ただ本当に、ある種の博打みたいな観劇趣味って交通費まで重ねたらハズレ引いて失うものが大きいじゃんね。身の振り方考えてるうちに気になる子の次の仕事は決まっていって、また抜け出せないままチケットケースだけが厚みを増していくんだけど。生まれ変わったら富豪とは言わないから、東京か埼玉か神奈川の、一般家庭の美少女として推しと出会いたい。まきしばぶちゃんはどうかどうか、大人に汚れずに素敵なご縁に恵まれてください。まだ推しきらない身分で生意気にごめんなさい。

 

これもどうでもいいんですけど八王子ゾンビーズ、挿入歌2曲はマジにかっこよくて、タイトルすら世に出てないのがどうかしてるぜって思いました。どうにも浸りたくて名も知らぬダンスミュージックをBGMに瀧くんの絵を描いてる。

 

 

 

 

 

 

牧島や、ああ牧島や、牧島や

私が死んだら棺桶には、あの子のハート型のお口をかたどったマドレーヌを入れてほしいなあ。葬式BGMは挿入歌がいいけど、円盤買うのも癪だよね。